【考察】付き合うべき金融機関の考え方

こんにちは、ルビリナです

自己紹介の部分でも触れましたが、私はもともと金融業界で働いておりました

銀行にはお金を預けたい人、お金を借りたい人、相続の相談をしたい人

など、お金にまつわる様々な人が来ます

個人の人が銀行に行くのはお金を預ける時でしょうか

この「お金を預ける」という行為が、銀行によってはあなた自身の信頼を蓄積している場合があることをご存じですか?

何気なくやっていることで、銀行との信頼関係をよくできる銀行とそうでない銀行があるため、個人の人が取引をした方がよい金融機関はどこかご紹介します

Q.個人の取引に向いている金融機関はどこか?

最初に結論をお伝えしますね

A.地元の信用金庫

となります

信用金庫がどんな金融機関かご存じでない方もいるとは思いますので、ざっくりいうと

  • 地域密着の金融機関
  • 非営利
  • 個人、中小企業がお客様

をスタンスにしている金融機関です

これに対して、メガバンクと呼ばれる銀行は

  • 大企業向けの金融機関
  • 株主優先(営利活動)

となります

動かすお金も単位が当たり前の世界のため、数千万円の融資や、1,000万円程度の貯金では相手にしてもらえません

これに対して信用金庫では100万円程度の融資でもしっかりと相談にのって貰えますし、1,000万円も貯金を預ければお得意様扱いとなります

メガバンクの特徴としてATMの設置台数が多く、利便性がよいように感じます

ですが、信用金庫同士のネットワークのおかげで、自分の口座を持っている信用金庫のATMでなくても日中であれば手数料無料で利用することができます

信用金庫の特徴として、地元企業の発展を主業務とするため、他県に店舗を広げることが原則できないようになっています

また、資本金の額にも制限が掛けられているため、一定規模以上の会社とは取引ができなくなります

こういった仕組みからも、商店街や町工場の社長をお客様にした組織であることがわかります

ちなみに、ほかの金融機関として地銀などがありますが、こちらも「営利活動」であるため、より親身になってくれるのは信用金庫であると思います

我々サラリーマンにとっても信用金庫で取引をするメリットは幾つかあります

個人が信用金庫で取引をするメリット

  • 貯金をすることで信用を蓄積できる
  • 信用を得ていればお金を借りる時に有利に働く
  • 相続の相談や、事業を始める時の相談ができる
  • 取引先のマッチングをしてもらえる

本当は貯金の金利が上がる等があれば、完全個人向けと言えますが、そこまでは難しいです

貯金をすることで「堅実にお金を貯めることができる人」、「自己管理ができる人」という信頼を蓄積させます

その結果、住宅ローン事業を始める際の開業資金の融資などをいい条件で受けられる可能性が高まるようになります

また、信用金庫の中には相続専用の担当者や外部企業とのネットワークを持っています

このため、相続税の計算や、相続対策の方法のアドバイスなどを行ってもらうことができます

信用金庫から紹介をしてもらった場合、紹介手数料を信用金庫側に支払いますが

ただこれは、外部の会社へ支払う料金の中から払うため、別途費用がかかるという感じにはなりません

(10万円払う中の1万円が外部企業から信用金庫に支払われる流れです)

もし開業をすることを見越しているのであれば、信用金庫のネットワークを使って顧客の紹介を得られるサービスもあります

これにはある程度信頼が蓄積されている必要がありますが、信用金庫で取引をしているお客様同士のニーズに合う会社をマッチングさせてくれます

例えば、外注先を探しているという会社と、新規取引先を増やしたいという要望の会社の業種がマッチすれば紹介してくれます

反対に、個人が信用金庫で取引をするデメリットについてです

個人が信用金庫で取引をするデメリット

  • 資産運用のセールスを受ける
  • 必要のないサービスをお願いされる

別の記事でも書きましたが、信用金庫の職員にもノルマがある場合があります

このため、信用金庫で扱っている投資信託個人年金保険といった商品のセールスを受けることがあります

言葉巧みにセールスを行ってくるので、買ってしまう方も多いのですが、くれぐれも、銀行は「お金を預ける「、「お金を借りる」ところであることを忘れてはいけません

餅は餅屋ですので、お金を増やしたい場合は別の場所にしましょう

【参考記事】

ただ、証券会社に相談してもカモられる可能性が高いので、注意が必要です

また、お付き合いによるクレジットカードの作成のお願いや、年金受給口座の変更のお願いなど、信用金庫内でのノルマ達成のためのお願いをされることがあります

お金を借りたタイミングや、お客さんを紹介したタイミングなど、要所要所で発生する可能性のあるお願いです

こういったことはメガバンクではあまりないのかなと思います

とわいえ、断っても全く問題ありません

恩義を感じたと思えばできる範囲で協力してあげるといった感覚で十分です

まとめ

今回は付き合うべき金融機関の考え方についてご紹介しました

金融機関の対象とする相手がそもそも違うため、個人の人であればメガバンクと取引をしてもあまり大きなメリットはありません

これは、メガバンクは億単位のお金を動かして利益を得なければ社員を養っていくことができないため、仕方がないことです

個人のが将来起業することを視野に入れている場合や、相続の相談などをしたい場合は信用金庫で取引をする方は地元にある信用金庫が、おすすめです

すぐには出来ませんが、長く貯金をしていることで信頼が蓄積されるため、信用金庫からの信頼を得ることができます

1,000万円も貯金すればあなたもお得意様になれますよ

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