10月に入りインボイスが始まりましたが

こんにちは、ルビリナです

10月に入り、とうとうインボイスが始まりましたね

経理をやっている私にとっても手間と困惑の日々となっております

その中で一番多くなっているのが、

振込手数料の負担

についてです

以前こちらの記事でもご紹介しましたが、振込手数料を相手負担とした場合、課税売上の返還を用いれば売掛金との相殺が可能になります

詳しくはこちらの記事を参考にして下さい



でも、このことを知らない企業にとっては、手数料が相殺されて入金があった場合、

  • 適格返還請求書を発行する
  • 金融機関からの適格請求書と立替金精算書を相手から頂き保管

のどちらかの対応を必要とします

この対応を取らなければ、相手方インボイス対応ができず、振込手数料分の仕入税額控除を受けることが出来なくなります

適格返還請求書とは

こちらは手数料の相殺についての適格請求書発行と考えれば問題ありません

  • 会社名(又は屋号)
  • 登録番号
  • 日付
  • 取引年月日
  • 取引内容
  • 税率ごとに区分した合計
  • 適用税率

といった内容を記載した適格返還請求書を発行します

ちなみに、うちの会社の税理士の解釈では、10%の取引しかない時は8%(軽減税率等)の金額が0円である旨記載することは不要と考えております

また、敷金等の非課税取引については、その旨を記載する必要もない(当たり前だから?)という見解です

このため、税率10%の合計金額と、それに対する消費税額を記載してあります

要するに、

利用することのない税率8%や非課税商品についての合計金額「0円」やその消費税額「0円」という記載を省略している

ということです

金融機関からの適格請求書と立替金精算書

こちらが問題です

ATMで振込手続きを行った場合、銀行側は振り込みに対する適格請求書を発行する必要はないとされています

このため、ATMで振り込みをした場合は、振込明細書を添付することになりそうです

相手方がこれで認めてくれるかは、分かりませんが…

また、総合振込など、まとめて振込対応を行った場合、適格請求書を銀行が発行してくれるはずですが、こちらの対応もまだわからない銀行があります

取引のあるA信用金庫はHP上に対応の記載がありましたが、B銀行はHPに記載がありません

B銀行の営業担当に質問をするも、本部に確認をするといって連絡がありません。

発行しないということはないかと思いますが、対応が追い付いていないのが現状でしょうか

このため、一部の会社では

請求書に手数料は買い手側負担でお願いします

といった記載を追加している請求書が出始めております

また、売り手側に手数料の負担を求める場合は上記2点の提出と事前連絡を必要とするといった内容の手紙も会社に届いており、各社の対応が異なります

どの会社も手探りで対応をしているといった感じが否めませんね

ただ、全ての会社に対して振込手数料を自社負担とした場合、結構な手数料の金額になってしまいます

できることは、経理として対応していかなければなりません

ほかにもリースや土地の賃貸借契約などの対応もインボイス対応が必要のため、まだまだ手間が発生します

但し、ファイナンスリースについては、インボイス不要のようです

対応したつもりでも、仕訳を行っているときにこの処理にインボイス対応は必要では?といった疑問が出てきます

1つずつつぶしていくしかないのかなといった感じで、ざわざわした日々がしばらく続きそうですね


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