こんにちは、ルビリナです
皆さんは保険に入っていますか?
独身の方だと意外に入っていないという人も多いと思います
私は建設業界で働いているため、同世代の職人さんの中には独身で無保険という人も結構いたりします
でもこれはこれで問題がない選択だと私は思います
そこで、保険の考え方、選び方についてみていきたいと思います
まず、今日の結論からです

~保険の考え方5選~
- 今死んだらいくらお金が貰えると十分か?
- その保険の対象になるのは確立高いか?
- 社会保険を使ってカバーできないか?
- 十分な貯金があれば、不要な保険が出てくる
- 保険は生き物、定期的に面倒を見る
細かい内容には踏み込みすぎないようにして、「考え方」に焦点を絞った話をしますね


~今死んだらいくらお金が貰えると十分か?
これは独身の方、既婚者、既婚者でも子供がいる方などによって異なると思います
極端な言い方ですが、概ねこのような考えでいいと思います
- 独身の方 >> 必要なし
- 既婚者(子供なし) >> 共働きなら必要なし
- 既婚者(子供あり) >> 遺族年金で足りない分+教育資金として残したい額
独身の方ははっきり言って必要なしです
私も社会人になったときになんとなく父と同じ保険会社の生命保険に入りましたが、全くの無駄です
私が死んだ場合、保険金の受け取りは家族です
しかもばりばり働いている両親となるわけですから、全くの不要です(あれば助かるかもしれませんが)
誰かにお金を残す必要のない独身の方にとって保険をかける意味は「なんとなくの安心を買っている」だけです
既婚者(子供なし)の方で奥さんも働いている場合は不要です
「妻に苦労を掛けたくない」
「妻に残してあげたい」
という愛がある方でも、ちょっと待ってください
わざわざ保険を使って大金を残す必要が本当にありますか?
あなたが数年後に亡くなる可能性ってどのくらいありますか?
そのお金、二人の将来のために貯金しませんか?
心がざわざわした人は保険を解約して、家を建てる資金や二人での旅行資金、(早いけど)老後資金や教育資金など、もっと有意義な使い道があると思います
ポイントは、
- あなたが亡くなる可能性は極めて低い
- あなたが亡くなっても奥様自身で生活資金を稼ぐことが可能
結婚する前は奥様自身で生活資金を稼いでいたのですよね?(たとえ実家暮らしだったとしても)
不慮の事故等の可能性は0ではありませんが、いつもそのことを考えて生きていませんよね?
起こる可能性が低くて、起こったとしても対処のしようがある場合、保険を掛ける意義はありません
これも「なんとなくの安心を買っている」だけです
最後に、既婚者(子供あり)の場合です
この場合には幾らかの保険に意義があるかもしれません
ただし、基本的には不要と考えます
理由としては、亡くなった後の方には「遺族年金」が支給されるからです
細かい算出方法は割愛しますが、夫が会社員で会った場合には10万~16万円ほどが月額支給されます
これは子供の人数や、夫の収入の金額(正確には標準報酬月額)によって変わってきます
いずれにしても、全くの収入がなくなるというわけではないのです
毎月の生活費が20万円であった場合、
不足する10万円×216か月(子供が0歳で、18歳になるまで) = 21,600万円
となります
でも、奥様がパートで月5万円稼げばこの半額の10,800万円でいいということです
若ければ再婚という選択もありますし、子供の手が離れたタイミングで正社員になって給与をアップさせることを想定すればもっと少なくてよいはずです
また、ここでは0歳から計算してみましたが、「子供が5歳だったら」「子供が10歳だったら」等どんどん必要となる額は少なくなってきますよね
貯金が全くの0円というのも少ないかと思いますので、必要な死亡保険金はもっと少なくて済むはずです


~その保険の対象になるのは確立高いか?~
先ほどの説明にも通じるところが大きいですが、若くして亡くなるという可能性は極めて低いです
そのうえで保険が必要となる条件もありません
では、事故で怪我をしたときはどうでしょうか?
入院1日5,000円、手術を受けた時は100万円
などでしょうか
最近ですと、新型コロナに感染をした場合に保険適応され、働けなかった期間に対して保険金が下りてきました
確かに、保険金を頂いたときは嬉しかったかと思います
でも、その保険金を手に入れるまでにいくら保険料を納めましたか?
私の場合、月約6,600円なのでが10年近く行っているので792,000円です
そのうち、今回保険で帰ってきたのは数万円
コロナのタイミングが無ければいまだに保険金の請求をしたことがないので0円です
20代で保険のお世話になるというのはかなり可能性が低いと思います
22歳から30歳まで保険を掛けていなければ、約63万円も貯金ができていたのです
同じ保険に30代から入っても遅くありませんし、月の保険料もそれほど大きく変わりません
また、大きなけがをして入院をしたとしても「高額療養費制度」や「傷病手当」など支払う医療費の額に制限があったり、収入が途絶えた期間のお金(ざっくり給与の2/3)は後から貰えます

~社会保険を使ってカバーできないか?~
この単語、小学校で習ったの覚えていませんか
「国民皆保険制度」
自営業者も、会社員もみんな基本的に国の保険に入っているということです
ちょっと語弊があるかもしれませんが、日本国民であれば、何かあったときに守られる制度があります
上でも紹介しましたが、怪我や病気をして何十万円という入院代、手術代に対して一定額の支払いのみでよくなる「高額療養費制度」というものがあります
この制度を活用すれば、病気になったときに100万円の保険料を受け取る必要がなくなります
注意点として、申請が受理されてお金が入ってくるまでに時間がかかることです
いったんお金の立替が出来るだけの貯金は必要です
もし立て替える事だけの貯金がない人はお金が貯まるまで保険でカバーするのは正しい選択です
また、「傷病手当」を申請すれば、収入を得られます
仕事外での病気や怪我をしたときに、連続で3日以上会社を休んだ場合に4日目から1年6か月間お金をもらうことができます
金額としては1日分の給与の2/3です

~十分な貯金があれば、不要な保険が出てくる~
例えば、貯金が1億円ありますという人がいたとします
この人が亡くなった時のことを、病気をしたときのことを考えて3,000万円の生命保険や入院1日につき1万円が支給される医療保険に入る必要があるでしょうか?
答えはNoです
「いえ、私は先進医療で治療をしたいので医療保険は必要だ」
とおっしゃられる方もいるかもしれません
でも、先進医療が必ずしも既存の治療よりも優れているという保証はありません
先進医療とはまだ国が認めていない、治療というだけです
全くの治療方法がないような病気の場合、効果があるかどうか国は保証していないけど、試してみるという時に使います
一般的な病気の治療に対してはわざわざ先進医療を使わなくても治療を行うことは可能です
では、1億円を持っている人でも入っておくべき保険はあるのか?
考え方としては、起こる可能性は低いけど、起きた時には大変な状態になってしまうことに対しては保険でカバーしましょう
具体的には
- 自動車の任意保険
- 火災保険
の2つで十分だと思います
もし自動車で事故を起こした場合、何千万円から億の単位でお金の支払いが発生するケースがあります
1億円程度では心もとないので必要です
1億円も貯金がない私のような人には必須の保険といえるでしょう
火災保険に関しては1億円あれば同じ土地に建替えすることも可能なため、不要のように感じますが火災保険では落雷で建物が損傷したときや、盗難にあった時にも保証がされるのでかけておいてもよいと思います
一般的に住宅ローンを組んで家を買う時には火災保険への加入が条件になりますので、ある意味必須の保険になります(住宅ローンを借りずに、一括で家を買う人は別ですけどね)
最初に説明しましたが、子供がいて、貯金が少ないときには必要額だけもらえる死亡保険を掛けておくのも一般の人には必要なことかと思います

~保険は生き物、定期的に面倒を見る~
最後に、保険は定期的に見直す必要があるということです
基本的に保険の保険料というのは掛け捨てです
何もなければお金をドブに捨てていることと変わりません
このため、必要がなくなれば即解約をすべきです
ただ、誰もあなたが保険が不要になりましたなんてことを教えてくれません
このため、自分で定期的に見直しが必要となります
- 保険料は適切か(〇〇歳からは保険料アップしていないか)
- 保証は今の自分にあっているか
- 死亡保険金は今の金額で適切か
などですね
理由はこれまでのところで説明してきましたが、これだけでも老後資金の貯えを作っていくことが可能です
自分には貯金ができないと感じている方も、まずは保険の考え方を改め、そのうえで自分の保険を見直してみてください
本当に今の自分に必要か判断し、必要なものだけにすれば十分に貯金を増やすことができると思います
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