こんにちは!「菜園バンク」運営者のルビリナです。
前回の記事では、おカネのプロである私がなぜ家庭菜園を始めたのか、そして無計画に進めると道具代で「大赤字の罠」にハマってしまうというお話をしました。
今回は有言実行の第1弾として、我が家の家庭菜園をスタートさせるためにかかった「すべての初期投資(イニシャルコスト)」を円単位で赤裸々に公開します!
「家庭菜園には興味があるけど、何を買ったらいいのかわからない」
「できるだけ少ないおカネで確実に得をしたい」
という方は、ぜひリアルな予算の参考にしてみてくださいね。
「ルビリナさん、今日はいよいよ僕たちの『軍資金』の発表ナリね!秋から育てる『人参』『小松菜』『水菜』の4つの最強ポートフォリオ(組み合わせ)、おカネのプロがいくらで揃えたのかドキドキするナリ!」
「ふふ、ツッチー。銀行員時代のクセで、100円ショップのレシート1枚まで全部エクセルに打ち込んで計算したから覚悟してね(笑)。結論から言うと、苗ではなく『種』から仕込むことで、投資元本を限界まで削ることに成功したよ!」
「100均の肥料の方が110円で安いと思ってたナリ〜!単価計算なんて盲点だったナリ!」
「ふふ、企業のコストカットも全く同じなのよ。目の前の金額じゃなくて『単価』で見るのがプロの仕入れよ」
秋の菜園スタートにかかった初期投資シート(全データ)
我が家が「人参」「小松菜」「水菜」「大根」の4つの野菜を同時に育てるために、ホームセンターや100均で購入した全アイテムの明細表です。




| 項目・資材名 | 購入先 | 金額(税込) |
|---|---|---|
| 苦土石灰(5kg) | カインズ | 648円 |
| 鶏糞(元肥)(15kg) | カインズ | 158円 |
| 種(人参・小松菜・大根・水菜) | ダイソー | 220円 |
| 紙ポット角形12個連結 | セリア | 110円 |
| 園芸用不織布シート(2セット) | セリア | 220円 |
| U型園芸支柱120cm(3本入3セット) | セリア | 330円 |
| プラピン シート押え ミニ8P | セリア | 110円 |
| フラワータグT字型16P | セリア | 110円 |
| 初期コスト合計 | 1,906円 |
「おぉ〜!4種類の野菜を同時に始めて、合計でたったの1,906円ナリか!1種類あたり約476円の計算ナリ。種を100円ショップで賢く調達したのが効いているナリね!」
「そうだね。でもおカネのプロとして言わせてもらうと、この『1,906円』という初期投資は、財務分析でいうところの【投資元本】。これをどうやって回収して『黒字化』させるかが、このブログの最大のテーマだね!」
「今回は100均で市販の紙ポット(110円)も仕入れてみたけれど、葉物野菜はたくさん種をまくから、これだけじゃ全然足りなくないナリ?」
「そうだね。そこで次回、家にあるものをリサイクルして『仕入れ値完全0円の追加ポット』を量産する裏ワザを大公開するよ!」
- 土と肥料はケチらない(ホームセンター)
土は野菜にとっての「家」であり、肥料は「栄養」です。ここをケチると発芽率や収穫量が落ちるリスク(運用失敗)が高まるため、しっかりホームセンターで良いものを投資しました。特に、今回は苦土石灰と鶏糞を利用することで化学肥料よりもコストを抑えています。 - 種とプランターは100均で十分(ダイソー・セリア)
100均の種は量が少なめですが、家庭菜園にはむしろ使い切りやすくて最適です。プランターなどの固定資産も100均で徹底的にコストを削ります。種を翌年に繰り越すと発芽率も落ちてしまいます。無駄なく使うためには100均が最適解だと判断しました。
このように、投資すべき「コア資産」と、削るべき「固定費」を明確に分けることが、家庭菜園を黒字にするための鉄則です。
ホームセンター(カインズ)と100均(ダイソー等)の「仕入れ監査」
「なぜホームセンターで土と肥料を買い、他を100均にしたのか」の判断基準を、企業のコストカット(財務監査)の視点でさらに掘り下げます。
- 100均の肥料(化成肥料など)は、一見110円で安く見えますが、容量が200gなど非常に少なく、10gあたりの単価を計算すると「割高(高コスト)」になる罠があります。
- 一方、カインズの発酵鶏糞は15kgで158円という圧倒的なバルク買い(大量仕入れ)による原価削減が効いています。10gあたりのコストは100均の数十分の1。
- このように「目先の100円」に惑わされず、容量単価(本当の原価)を見極めることこそが、家庭菜園を黒字にするための極意です。
目標設定:何株収穫できれば「投資元本」を回収できる?
では、この初期投資1,906円を回収するための「損益分岐点」を、近くのスーパーの価格(相場)から計算してみましょう。
- 小松菜:1束(約4株)➔ 167円(1株あたり約41円)
- 水菜:1袋(約2株)➔ 142円(1株あたり約71円)
- 人参:1袋(3本入り)➔ 124円(1本あたり約41円)
- 大根:1袋(1本入り)➔ 250円(1本あたり約250円)
各銘柄(野菜)の「投資リスクと期待利回り」を徹底分析
小松菜・水菜(短期・高成長株):
種をまいてからわずか1ヶ月前後で最初の「配当(間引き菜)」が手に入り、その後も連続して収穫できる超高利回り・短期回収型のディフェンシブ資産。初心者には絶対外せない鉄板株。
大根(中リスク・ハイリターン株):
スーパーで買うと1本250円と「市場価値」が最も高いため、たった2本収穫するだけで初期投資の約13%を回収できる爆発力を持つ。ただし、土の深さや害虫対策が必要なため、リスク管理(防虫ネット)を徹底する条件付きの積極投資。
人参(長期・大器晩成株):
発芽までに時間がかかり(据置期間が長い)、収穫まで3ヶ月以上を要する長期国債のような野菜。しかし、お家で採れたてのみずみずしい人参は市場に出回らないほどの付加価値(利益)を生み出す。
それぞれの野菜をバランスよく収穫していくと考えると、
小松菜:12株
水菜:7株
人参:12本
大根:2本
ほど収穫できれば、初期費用分の回収ができるということ。
それ以上収穫できた分が利益(節約効果)となるわけですね。
葉物野菜(小松菜・水菜)は種からだと数十株単位でドサッと育ちますし、人参もプランターでじっくり育てれば十分に元が取れる、非常に「利回りの高い」鉄板のポートフォリオになりました。
大根については土の深さも関係しそうなので、少し挑戦ではありますが、2本収穫できればいいので頑張ってみます。
「これなら間引き菜(途中で間引いた柔らかい葉)も食べられるから、実際の利回りはもっと高くなるナリね!毎日のお水やりを頑張って、早く食費を浮かせるナリ〜!」
【警告】家庭菜園に潜む「3大・目に見えない隠れた損失(機会損失)」
家庭菜園を始める時に気を付けたい3つの損失について考えてみました。
- リスク1:初期投資の肥大化(オーバースペック投資)
最初からおしゃれな数千円の木製プランターや、プロ仕様の高価な園芸道具を揃えてしまうと、損益分岐点が5,000円、1万円へと跳ね上がり、永久に投資元本が回収できない「債務超過」に陥るリスク。 - リスク2:時間の機会損失(労働コストの無視)
毎日1時間も2時間もベランダにかかりきりになり、結果的に小松菜1束(167円分)しか採れなければ、時給換算すると大赤字です。いかに「短時間のメンテナンス(1日5分)」で最大の利益を生み出すかの効率性が重要となります。 - リスク3:水道代(ランニングコスト)
毎日の水やりで水道代が月に数百円上がってしまっては本末転倒。我が家では、お風呂の残り湯の再利用や、雨水の備蓄など、徹底的な「固定費削減」でランニングコストを実施。
次回、いよいよ「植える場所の公開」と「苗の準備」へ
無事に軍資金1,906円の出資が終わり、4つの希望の種が我が家にやってきました。
今後は、日々の水道代(ランニングコスト)も厳密に計算しながら、この投資がどう育っていくのかをリアルタイムでお届けします。
さて、次回は大切な「土作り」と「苗の準備」を行います。
まだ、手入れ前の我が家の家庭菜園のスペースはこんな感じです

軽く地面を掘って大きな石などを取り除いた状態です
ここに苦土石灰や鶏糞を混ぜることで野菜の育ちやすい環境を整えてあげるというわけです。
資材代を極限まで削って利益率を上げる、おカネをドブに捨てないためのライフハック、ぜひ楽しみに待っていてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!