こんにちは!「菜園バンク」管理人のルビリナです。
家庭菜園を始めるとき、誰もが最初に直面する悩みが「初期投資(資材コスト)をいかに抑えるか」ですよね。
特に、無農薬・減農薬で綺麗な野菜を収穫するために欠かせないのが「防虫ネット」です。
ホームセンターでしっかりしたものを買おうとすると、1巻で1,000円〜2,000円ほどかかることも珍しくありません。
「初心者だから最初からそんなにお金を使いたくない」
「高いものを買って、結局使わない(使えない)かもしれない」
そんな不安を解決してくれるのが100均というところです。
そこで今回は私が実際に使用している「セリア」と「ダイソー」の防虫ネット・不織布について1か月間使用した感想とメリット、デメリットについてご説明いたします。
元銀行員の視点から「サイズ・コストパフォーマンス・使い勝手」を徹底検証し、どちらが投資価値の高いアイテムなのかを分かりやすく紐解いていきます。
これから家庭菜園で賢く節約したい初心者の方は、ぜひ参考にしてみてください!
そもそも家庭菜園に防虫ネットは「必要な投資」なのか?

確かに、防虫ネットはあった方がいいように思うナリ。でも全ての野菜で必要なりか?
初期投資とはいえ、不要な野菜のためにお金を使うのは意味がないよね。
よく家庭菜園で使われる野菜を簡単にまとめてみました。
| 分類 | 野菜(代表例) | 必要性 | 主な理由・対象害虫 |
| 葉物野菜 | 小松菜、水菜 | 【必須】 (★★★★★) | 葉を食べるアブラムシ・コナガ・キスジノミハムシが大好物。 ネットがないと収穫前に葉が穴だらけになりやすいです。 |
| 根菜類 | 大根 | 【必須】 (★★★★☆) | 発芽直後〜幼苗期に害虫の集中的な被害を受けやすい。 葉が小さいうちに食害されると生育が止まるため、初期の保護が欠かせません。 |
| 根菜類 | 人参 | 【推奨】 (★★★☆☆) | キアゲハの幼虫(青虫)が付きやすい。 特に芽が出た直後の小さな時期に食害を防ぐため、ネットがあると安心です。 |
| 実もの(夏野菜) | トマト、ナス、キュウリ、ピーマン | 【不要〜状況次第】 (★☆☆☆☆) | 風通しや日当たり、受粉を優先するため基本は不要。 苗が小さいうちのアブラムシ対策として使うことはありますが、大きくなったら外すのが一般的です。 |
| 強香・球根 | ネギ、ニンニク、シソ(大葉) | 【不要】 (☆☆☆☆☆) | 独自の強い香りや成分があるため虫が寄りつきにくい。 防虫ネットなしでも比較的楽に育てられます。 |
春から秋にかけての時期、アブラナ科(コマツナ、ミズナ、ラディッシュ、キャベツなど)の野菜をネットなしで育てると、ほぼ100%の確率でモンシロチョウの幼虫(アオムシ)やアブラムシの餌食になります。
一晩で葉っぱが全滅し、収穫ゼロ(=苗代や土代が全て赤字化)になるリスクを考えれば、たった110円から数百円円の防虫ネットを導入してリスクを回避するのは、非常にリターンの高い投資(ヘッジ)と言えます。
【スペック対決】セリア vs ダイソーの防虫ネット比較
まずは、セリアとダイソーでそれぞれ110円(税込)で購入した防虫ネットのスペックを一覧表で比較してみましょう。


| 比較項目 | セリア(Seria) | セリア(Seria) | ダイソー(DAISO) | ダイソー(DAISO) | ダイソー(DAISO) |
|---|---|---|---|---|---|
| 商品名 | 【園芸用】不織布シート | 【園芸用】防虫ネット | 【多用途】不織布シート | 防虫ネット | 防虫ネット |
| 価格(税込) | 110円 | 110円 | 110円 | 110円 | 550円 |
| サイズ | 1.35m × 2.0m | 1.0m × 1.1m | 1.8m × 3m | 1.0m × 1.1m | 1.35m × 5m |
| 1㎡あたりの単価 | 約 40.7円 / ㎡ | 約 100円 / ㎡ | 約 37円 / ㎡ | 約 100円 / ㎡ | 約 81.4円 / ㎡ |
| 網目の大きさ(目合い) | – | 約 1.0mm | – | 約 1.0mm | 約 1.0mm |
| 材質 | 布巾布 | ポリエチレン | 布巾布 | ポリエチレン | ポリエチレン |
| 生地の質感 | 網目が細かく虫を通さない | シャキッ・張りがある | 網目が細かく虫を通さない | シャキッ・張りがある | シャキッ・張りがある |
こうして比較すると、不織布シートの方がセリア、ダイソー共に1㎡辺りの単価が安いことが分かりますね。
対象的に、「防虫ネット」として売られている商品はサイズも単価も割高だと言えます。
【セリアで購入】不織布の実用レビュー

こちらは菜園バンクで実際に使っているセリアの「不織布シート」です。
パッケージにも記載されている通り、「不織布シート」も防虫としての働きをします。
実際に使用してみてわかったことは、
「外から虫が入れるスペースは全くない」
ということです。
それくらい網目が細かいということです。
この点は長所でもあり、短所でもある気がしています。

① サイズ感
サイズが1.35m × 2.0mであるため、ベランダでプランター(幅60cm程度)で栽培をする場合、丁度2つほど収まるサイズです。別売りのアーチ支柱を使えばきれいに収まり、見た目もスッキリすると思います。
② 生地の質感と取り回しやすさ
セリアの最大の強みは「生地が柔らかくてしなやか」な点です。 ネットの裾(すそ)をプランターのフチに沿わせて絞ったり、紐やクリップで固定したりする際、生地がしんなりと馴染んでくれるため、手元でシワが寄せやすく隙間を作らず綺麗に密閉できます。
③ 水の透過性
写真の通り、水は多少透過する程度で、ほとんどはじかれます。ピンと不織布シートを張っていると、横にスルっと水が流れ落ちますし、たるんでいるとそこに水がたまり、少しずつ浸透していきます。
【ダイソーで購入】防虫ネットの実用レビュー
続いて、圧倒的なコスパを誇るダイソーの防虫ネット(1.0m × 1.1m/1.35m × 5m)を見ていきましょう。

左が110円(1.0m × 1.1m)の防虫ネットで右が550円(1.35m × 5m)の写真です。
550円の防虫ネットに関しては菜園バンク内では大きすぎて余っている状態です。
不織布の画像と比べても、中の様子がよくうかがえることがわかります。

中に苗があることがはっきりと見えますね。
普段水やりや苗の様子を観察するのもシートを被せた状態で問題なくできます。

① サイズ感
ダイソーのネットは1.0m × 1.1mと1.35m × 5mの2種類あります。
家庭菜園やベランダでプランター栽培をする分には「1.0m × 1.1m」で十分だと思います。
このサイズなら一般的な60cmのプランターが十分綺麗に収まるサイズなので、見栄えもきれいに仕上がります。
「1.35m × 5m」はかなり大きなスペースを確保できる場合でなければ私のように生地を余らせてしまいます。
② 生地の質感と取り回しやすさ
不織布と違って生地自体に張りがあり、多少土がついても水ですぐに洗い流せます。
広げる時も簡単にでき作業がしやすく、初心者の方でも簡単にきれいな防虫ネットを張ることが出来ます。
また、記事に虫よけとなる銀色の線が入っているので、この点も防虫効果が期待できます。
③ 水の透過性
生地の上から水を掛けてもすぐに浸透し、中に吸い込まれていきます。
これならしっかりと苗にある土の上に水が当たっている感じが伝わってきます。
実際に1ヶ月間使ってわかった「リアルな使用感」
菜園バンクで実際にこの2つの防虫対策を行った、100%主観に基づく比較結果をお伝えします。
個人の感想ですが、一使用者としての意見と思いご覧ください。
比較1:防虫効果(遮断性)
- セリア(不織布):★★★★☆
- ダイソー(防虫ネット):★★★★☆
2つとも防虫効果は高いと感じました。
ネットの上をアリやダンゴムシが歩いている姿を幾度となく見ますが、中に侵入したという感じはありません。
庭であればネットの端をしっかりと土に埋めて物理的な侵入経路を防げばほぼ100%外部からの虫の侵入はないと思います。
プランターの場合、ネットの周りを麻紐などでしっかりと結んでけば大丈夫だと思います。
当たり前ですが、もともとその土にいた虫や卵から羽化した幼虫なども外に出れないため、気づいた際は早めに対処が必要となります。
比較2:水やりと日当たりの影響
- セリア:★★☆☆☆
- ダイソー:★★★★★
水やりについては、先ほど実際の様子をお伝えした通り、セリアの不織布ではほとんど水を通さないため、水やりの際は中から与える必要があると思います。
特にしっかりと水やりが必要な夏場は手を抜いたらすぐに枯れてしまいそうな印象です。
一方、ダイソーの防虫ネットは十分水を透過させられるので、ネットを張った状態で上から水を与えて問題ないです。
日光の透過についてはセリアの不織布、ダイソーの防虫ネットともに良好だと思います。
中が見えにく差の違いはありますが、明るさは十分に苗に伝わります。
比較3:設置作業のストレス度
- セリア:★★★★★(柔らかくて扱いやすい)
- ダイソー:★★★★☆(やや硬く結び目に工夫が必要)
設置のしやすさはセリアの不織布の方がやり易い印象です。
生地が柔らかい分、ごわついた作業になりません。
一方でダイソーの生地は多少硬さがありますが、1.0m × 1.1mの大きさであれば1人で十分にできます。
1.35m × 5mの大きさをしっかりと使う場合、2人でやらないと何度も端と端を行き来することになります。
また、作業をし付く土についてはダイソーの防虫ネットの方がさっと落とせるのでストレスは少ないと思います。
比較4:耐久性について(現状レポート)
- セリア・ダイソーともに:1ヶ月経過時点で破損・破れなし(検証継続中)
100均資材で多くの方が気になる「耐久性」ですが、設置して1ヶ月が経過した現在、雨風や紫外線による破れ・目立つ劣化などは両社ともに見られません。
現時点では「どちらも1ヶ月間の1シーズン初期運用には十分耐える」という評価になります。半年〜1年といった長期間にわたる太陽光(紫外線)への耐候性や劣化スピードについては、引き続き検証を続けてレポートしていきますね!
【番外編】ホームセンター(DCM)の防虫ネット・不織布シート
実際に使ってはいませんが、ホームセンターではどういった防虫ネットや不織布シートが売っているか調査してきました。
今回調査したのは「DCM」です


さすがホームセンターといった感じですね。防虫ネットだけでも5種類もありました。
サイズも5mからと、家庭菜園向けというよりは、農業をやられる方向けといった感じですね。

不織布についても同じく5m、10mのサイズとなっております。
やはり農業向けですね。
| 比較項目 | 防虫ネット(5m) | 防虫ネット(10m) | 防虫ネット(10m) | 防虫メッシュ(きらり)(5m) | 防虫メッシュ(きらり)(10m) | 不織布(5m) | 不織布(10m) | 不織布(10m) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 価格(税込) | 1,628円 | 2,508円 | 1,958円 | 3,058円 | 5,478円 | 657円 | 987円 | 877円 |
| サイズ | 1.8m × 5.0m | 1.8m × 10m | 1.35m × 10m | 2.1m × 5m | 2.0m × 10m | 1.8 × 5.0m | 1.8 × 10m | 1.35m × 10m |
| 1㎡あたりの単価 | 約 181円 / ㎡ | 約 251円 / ㎡ | 約 145円 / ㎡ | 約 291円 / ㎡ | 約 274円 / ㎡ | 約 73円 / ㎡ | 約 55円 / ㎡ | 約 65円 / ㎡ |
ダイソーの防虫ネット、不織布の単価で比較すると、
防虫ネット:100均の方が安い
不織布:ホームセンターの方が安い
という意外な結果ですね。
ホームセンターの方が耐久性という面で優れているのではないかと予想しています。
その分単価が高くなるのかと思いますが、不織布に関してはそうではないのかもしれません。
不織布の効果は100均と変わらないと仮定すると、量(面積)を多く購入するため、ホームセンターの方が安く購入できるのかもしれませんね。
あなたはどっちを選ぶべき?おすすめの選び方
今回の比較を踏まえて、防虫ネットと不織布のどちらを選ぶべきかの判断基準をまとめました!
防虫ネットが向いている人
- 標準的なプランター(1個)で省スペースに育てたい人
- 生地が柔らかく、結んだり固定したりする作業をスムーズにしたい人
- 無駄な余り生地を出さず、見た目をスッキリさせたい人
不織布が向いている人
- とにかく1㎡あたりの単価(コスパ)を最優先したい人
- 大型プランターを使っている、または2つのプランターをまとめて覆いたい人
- トンネル栽培で両端をしっかり土に埋める「余裕(のりしろ)」が欲しい人
- ハリのある生地で、ネットが野菜に直接触れるのを防ぎたい人
まとめ&100均ネットを使いこなすワンポイントアドバイス

今回の検証結果として、防虫ネットも不織布も110円という低価格ながら、家庭菜園初心者の「防虫・リスクヘッジ資材」として非常に優秀であることが分かりました。
使いやすさ重視なら「防虫ネット」、カバー面積とコスパ重視なら「不織布」を選ぶのが正解です。
1ヶ月使用した現在も破れずしっかり機能しており、初期投資を抑えて黒字化を目指す「節約マネー生活」の強力な味方になってくれています。
番外編としてホームセンター(DCM)でも調査をし、意外なことに不織布については100均よりも単価が安いことが分かりました。
コスパの頂点は
「ホームセンターで不織布を購入し、必要量分だけ切り分けて使用する」
というのが今回の答えです。
但し、普段使いでのストレスの有無や2年目以降も使えるかという点も重要になってくる要素ですので、この辺りも考えながらですね。
私自身が購入した商品については、1年後、また使用できるかどうかこのブログでご報告できると思います。