こんにちは!「菜園バンク」運営者のルビリナです。
前回の「第1回決算報告」では、土や種、100均(ダイソー・セリア)の資材代として初期投資は約2,000円も出費をしてるにも関わらず、決算としては「257円の赤字」となったお話をしました。
この時ご説明したポイントは「減価償却」という考えでした。
この考え方を理解していただくことが、単月の決算を正しく分析する第一歩です。
よくわからないという方は第一回目の月次決算をご覧ください

「0円プランター(牛乳パック・ペットボトル)で水菜や小松菜を育てて、今月こそは収穫=売上発生で黒字化への第一歩を!」
と意気込んで挑んだ第2期(今月)。
結論から申し上げます。
今月の収穫物、ゼロ(売上高 0円)です!!
「2回目も「0円」ナリ…。家庭菜園での黒字化は厳しい現実ナリか…?」
「家庭菜園を楽しむのは十分できているけど、数値で考えて「損」をしないためにしっかりと記録をする。こうすることで厳しいけど、現実の姿が見えてくるね。」
「落ち込んでいても仕方がないので、今月の成績の中身をしっかりと分析していこうか、ツッチー。」
元銀行員たるもの、事業の失敗や計画倒れをうやむやにして終わらせるわけにはいきません。
今回の「第2期・月次損益計算書(P/L)」では、赤字の中身についてしっかりと確認と反省すべき点は反省をし、次回以降の収益の可能性を確かめていきます。
【第2回 月次決算】野菜たちの状況
落ち込んでばかりでも仕方ないナリね。菜園バンクの様子を確認するナリよ。




| 野菜 | 栽培期間 | 野菜の様子 |
|---|---|---|
| 人参 | 52日 | 6株生育中。まだまだ葉が大きく成長中。人参部はまだ見えず。 |
| 大根 | 52日 | 4株生育中。一部虫と戦いながら成長中。大根部はまだ見えず。 |
| ねぎ | 20日/7日 | 2本細長いねぎの発芽を確認、生育中。追加の種を植え発芽待ち。 |
| 水菜 | 22日/7日 | 0円ポットや100均の品にて育成中。そろそろ間引きが必要か? |
| 小松菜 | 20日 | 突然芽を覚ましたように発芽スタート。かわいい双葉がどんどん出てきてる。 |
「どうだい、ツッチー?こうやって見てみると、売上0円と言ってもどの野菜たちも、自分たちのペースで成長を続けていることがよくわかるね。」
「そうだね、ルビリナさん。月次決算という1つの区切りなだけで、全く変化が無いわけじゃないナリ。」
【第2回 月次決算】野菜たちの主なトピックス
今月我が家の「0円プランター農園」で発生した主な財務・運営トピックスは以下の3点です。
- 【水菜】個々の成長に差がでる:0円プランターへ定植した水菜。徒長気味ではあったものの葉が大きくなり成長を実感するも、個体差が見え始める。プランター内が混雑してきたので、間引きを行いスペースと日差しの確保が必要。月次決算には間に合わなかったが、収穫の時期も近い。
- 【人参・大根】日照不足による成長遅れが顕著:10月6日~収穫可能な時期を迎える「大根」であるが、いまだ大根らしい部位の確認できず。理由は発芽後からの悪天候による日照不足。大根は1本約250円~300円前後なので焦らずじっくりと成長を見守りたい。人参についても12月上旬が収穫可能時期となるのでここから人参らしい姿を期待したいところ。
- 【ねぎ】定植までの時間が掛かる:思いのほか発芽に手間取る。また発芽した後乾燥が続くと苗が枯れてしまうので定植まで至ることが出来ず。ねぎ用の追加固定資産の購入が早かったか。
「家庭菜園をやってみて実感するのが、野菜を育てることは天気に左右されることナリね。お日様の光がどれだけ大事かよくわかったナリよ。」
「野菜1つ1つに個性があるからね。その個性を理解して、自然と共に成長を見守ることが大切だね。特に、『菜園バンク』ではできるだけコストを抑えて、農薬や化学肥料を使わない工夫をしているから大変なことも多いよ。
失敗もたくさんしてるけど、その中での工夫みんなに共有して『菜園バンクなり』の栽培を見付けていこうね。」
【第2回 月次決算】費用項目・損益計算書(P/L)単月・累計
それでは、当「菜園バンク」の前月以降発生した費用をを確認します
第2期 単月発生費用(期間:2026年9月22日〜10月21日)

ポイントとしては、前月購入した不織布シートなどの「減価償却資産」は今月も費用が発生します。
これは買った時に1度に費用とするのではなく、1年間かけて均等に費用とする「減価償却」という考え方です。
「じゃあ、1年たった後は費用0円で使い続けられるナリか?」
「そういうことだね、ツッチー。一般的には1年で買い替えるとみなしての期間だけど、大切に使って1年以上使用できればコストなしでその恩恵を受けられるということだね。だから大切に使っていこうね。」
第2期 累計発生費用・損益計算書(P/L)(期間:8月21日から10月21日)

こちらは菜園バンクで発生したこれまでの全ての費用です。
種代が0円以下の場合は1円に切り上げています。
また、「減価償却累計額」というのは減価償却の「まとめた金額」です。
先月発生した不織布シートの場合、2か月分の費用が「累計」として記載されています。
「12回分割の2回分の金額」ということですね。
1年後には実際に支払いをした金額と一致するわけです。
今回も売上(収穫)はないので、損益計算書(P/L)も下のようになります。

今回購入した資産のうち、A4クリアボックスや傘カバーなどは使用していません。
使っていないので傷んだりはしませんが、売上(収益)の役にも立っていないのでこの段階では費用だけ重くのしかかる結果になってしまいました。
「事業としてみた時に、この『いずれ使うというお金の使い方』は危険ナリ!反省するナリよ!!」
「・・・・・すみませんでした(ツッチー、どうしたんだ??)」
元銀行員による「売上ゼロ」の要因分析(ガチ監査)
一般企業でも3期(3年間)赤字が続くと、倒産の危機と考えられます。
銀行は「格付け」という相手の会社をランク付けのようなことを行います。
低いランクの場合高い金利でしかお金を借りられなかったり、事業の今後の説明を求められることがあります。
ツッチーが怒ったのは、この点を意識したからですね。
「そうだったんナリか!怒ってごめんナリ。でも菜園バンクが終わっちゃうかと思って心配したナリよ。」
「心配してくれてありがとうね、ツッチー。そこでここまでの反省点と行っている取り組みについて復習しておこうか。」
反省点1:環境リスクの甘さ(地植えの日照時間や害虫被害)
地植えをする場合、実際にどれだけの日照時間を確保されるかはその家庭によって全く異なります。
場合によっては地植えをせずにプランターで栽培した方が良いケースもあります。
今回「ダンゴムシ被害」にあった場所もその傾向があり、
- 日照時間が確保できない
- 天候不良もあり、湿った状態が続く
という条件が重なり、ダンゴムシ被害を生む結果になりました。
反省点2:種の発芽までの環境整備
発芽させるまでに7日間程度のところ、2週間以上かかるケースもありました。
これは種が発芽する環境(乾燥していない状態)を維持できていなかったことが要因です。
秋といってもまだまだ暑い季節なので、適切な水やり乾きにくい土を利用するなど環境整備に力を入れるべきですね。
取り組み内容①:0円プランターの作成
今回の期間で活躍しているのが「0円プランター」でしょう。
コスト0円で反省点①のダンゴムシ被害を克服することが出来ています。
冬になれば室内に入れて栽培もできますし、古くなったら簡単に捨ててまた0円で再作成できます。
コストを意識して「節約」という点にフォーカスした家庭菜園であれば活用しない手はありません。
取り組み内容②:発芽率アップの「不織布シート」
以前購入した「セリアの園芸用不織布シート110円」を一部切った不織布シート。
これを発芽前のポットに被せることで太陽の光を通しながら水分の蒸発を抑えてれます。
結果、ねぎの発芽が素早くなり、発芽しない種の見分けが早く行えました。
小松菜についても、発芽しない期間が続いていたので、不織布シートを被せてみたら数日で発芽させることが出来ました。
赤字でも得られている「無形資産(失敗ノウハウ)」
今回の収穫ゼロという結果ですが、貸借対照表(B/S)には目に見えない無形資産(失敗ノウハウ)が蓄積されています。
これは金額では現れないものですが、記録に残すことで確かな資産となっています。
これから家庭菜園を始める方も、日記感覚で記録に残すことで次への改善点が見つかります。
この資産がいずれ節約金額という形に変化するまでもう少し待ちましょう。
第3回月次決算に向けたV字回復戦略
売上0円のどん底から抜け出すため、11月度の第3回月次決算では以下のV字回復ロードマップを実行します!
- 仕掛品(大根・人参)の本格育成と「含み益」の実現:本来10月16日頃が収穫可能時期の大根。日照不足による成長遅延のため、延長飼育を行っているため、11月中には収穫に結び付けたいですね。また、人参は11月下旬から収穫可能期間となるため、こちらは引き続き害虫被害を防ぎながら成長を見守ります。
- 「水菜・小松菜」の収穫による利益確保:もうじき間引きの時期となる水菜や定植に移行する小松菜。これの2つの野菜は短期間で収穫ができるので、害虫被害に注意しながら収穫(収益)を狙いに行きます。
- 冬場でも楽しむ「水耕栽培」:現在模索中ですが、室内でできる「水耕栽培」を低予算で実現していきたいと思います。害虫被害が少なく、菜園バンクでも活用していきます。
まとめ:失敗こそ家庭菜園マネープランの真骨頂!

第2回決算は、売上高0円・単月赤字174円という厳しい結果になりました。
しかし、家庭菜園において「最初から100%成功する投資」はありません。
大切なのは、失敗したときに「なぜダメだったのか」を分析し、次の栽培(事業)へノウハウを投資することです。
- 自分の庭や育てる場所の環境・条件の理解
- 害虫対策は発生前の「予防的投資」が鉄則
- 失敗から得たノウハウは、次の黒字を生む最大の無形資産
次回の「第3回・月次決算」では、リベンジ水菜・小松菜の初収穫と大根の白い部分の確認・成長そして今後期待の人参やねぎの成長をお伝えできるようにツッチーと共に四苦八苦しながら楽しんでいきたいと思います。